行政書士は行政書士法(昭和26年2月22日法律第4号)に基づく国家資格者で、他人の依頼を受け報酬を得て、官公庁に提出する書類および権利義務・事実証明に関する書類の作成及び作成に伴う相談などに応ずる専門職です。

と言ったところで、具体的にどんなことをしているのか、ピンと来ない方もいらっしゃるかと思います。

一つ例を挙げてみましょう。 喫茶店を開業する際には管轄内の保健所に対して、「飲食店営業の許可」が必要になります。 言ってみれば、役所から営業ライセンスを受けなければ、喫茶店を開くことはできないわけです。

その際に行政書士は 皆様の書類作成や役所への手続きを代行し、専門知識を持って営業ライセンス取得のお手伝いをさせて頂くことができます。

もちろん、営業の許可等は行政書士に頼らずとも自分自身で役所に提出することは可能です。しかし、許可の種類によっては煩雑であり、書類の用意に時間がかかることもしばしばあります。

自分自身で許可を取得してみたはいいが、思いのほか時間と労力がかかってしまい、費用対効果を見れば行政書士に任せた方がよかった、と言う場合も多くあります。

どういった書類を用意すれば分からない、調べているが思った以上に時間がかかりそうで間に合わない。そんな時に、行政書士は皆様にかわって、営業ライセンスの取得や、法令で制限されている行為に対して許可を得る手続きを 主な仕事としています。