自己資金を貯めることは大事ですが、”どのようにして自己資金を貯めたのか”も重要となります。例えば同じ400万円でも、毎月こつこつ10万円ずつ貯蓄し続けた400万円と、何の前触れもなくいきなり湧いて出た400万円では前者の方が融資を行う金融機関の覚えはめでたくなります。また、公租公課や公共料金の支払いを欠かさず続けていると言う事実は、金融機関にとって安心感を与えます。
そのための証拠作りが、最低でも1年以上の時間をかけて「通帳」を作成していくと言うことなのです。
通帳を作成すると言っても、資金が潤沢にあり派手な通帳でなければだめだと言う訳ではありません。創業者の人柄が出ていればいいのです。
この場合の人柄と言うのは、「目標立て継続して努力でき、真面目に物事をこなす人柄」と言う意味になります。
「公租公課や公共料金の支払いなんて何を当たり前な」と思うかもしれませんが「当たり前のことを当たり前にやっていますよ」と言うことをアピールできることも重要です。