事業のスタートアップには結構資金がかかります。
特に調剤薬局は医療機器や初期在庫が必要となってくるため、通常の小売り店舗と比べるとどうしても必要資金は多く感じてしまうでしょう。
どうにか初期費用を抑えたいところですが、どうしても上記に述べた費用はかかってしまいますので「できるだけ賃料が安いところを借りる」「安くやってくれる内装業者を見つける」「人をできるだけ雇わない」と言ったような解決策しか無いようにも思えます。
ただ、できるだけ安く借りたところが医療機関も人通りも無いようなところであったり、人を雇わなかったために自分の体を壊して休業となってしまっては本末転倒でもありますので難しいところです。
今回は「新規開業」をテーマにお話ししていますが、既存店舗を買い受けての開業方式(M&A形式)ももちろんあります。
しかし、M&A形式については場所や設備、初期在庫についての問題は解決できるものの、既存店舗の買取費用については0からの初期投資と同等かもしくはそれ以上の金額がかかる可能性が高くなります。
既存店舗の買取り形式はM&A仲介会社に対する手数料や前経営者の事情等があり、どうしても費用が高額になってしまうのは否めません。
ただし、先にも述べたように場所や設備、初期在庫については最初から解決されておりますので、既存店舗売却のタイミングが合えば活用したいところもあります。
他にも、元調剤薬局の事業所が貸店舗となっていればそれは天運が向いているのかもしれません。
「店舗改装費用がかからない」と言う点と「そこに薬局がある」と言うことが周知されているアドバンテージは非常に大きなものとなります。
何としても居抜きのまま借りて事業を始めたいところです。