個人事業の広告方法として、基本的には紙ベースのチラシ配布と店舗サイトの作成が挙げられます。
飲食店の広告手段としてはもう1点、「ぐるなび」や「ホットペッパーグルメ」に代表される飲食情報サイトによる宣伝がありますが、実のところこの飲食情報サイトの扱いは、功罪半ばの厄介な存在ではあります。
現在多くの日本人が、この飲食情報サイトの検索結果を頼って店を探しています。
うまく使えれば集客に繋がりますが、これらのサイトで高い評価点を得たければ、お客さんに口コミを書いて貰うと同時に飲食情報サイトに対しても、安くはない広告料を支払う必要があるわけです。
逆に「うちはそう言う飲食情報サイトは嫌いだし、使わないよ」と言う方針を取っていても、現在のところは「勝手に登録されて」「知らない間に口コミや評価がされている」「広告料を支払っていないのでどんなに頑張っても高い点は出ないし、下手をしたら低い点をつけられる」と言う状況になっています。飲食情報サイトに対して自店舗情報の削除依頼を出しても、なかなか削除されないのが現状のようです。
こう言った状況ではありますので、飲食情報サイトに対して「完全無視」を決め込むわけにもいかないと思います。
全く使わない方針を貫き他の部分でカバーするのか、それともある程度割り切って広告費を出すのか、飲食情報サイトに対する扱いを契約期までには決めておく必要があります。