今(というよりも、いつの時代もですが)人手が足りないのは物流を担う仕事です。
特に昨今の情勢で、運送の仕事は増え続けています。
しかし、現実に運送業を始めるとなると、たとえトラックを手に入れたとしても、そうそう簡単に始められない事情があります。
まず運送業を始めるには、「一般貨物自動車運送事業」(あるいは「特定貨物自動車運送事業」)の許可を取らなければなりません。
しかしこの「一般貨物自動車運送事業」、資本金や所有トラックの台数、事業所や人的要件がかなり高めに設定されており、とても手軽に始められるものではありません。
実態を見るとトラックの親方はほとんどが自営業者なのですが、そのほとんどは一人親方であり「一般貨物自動車運送事業」を取っているわけではありません。
ここはまあちょっとしたからくりがあって、例えば「大手運送会社の契約社員と言う形で所属して、トラック持ち込みと言う形で仕事を請け負っている」と言ったような形式を取っている人も中にはいます。
しかしまあ、そんなことを言っても実際に物流の仕事を始めたい人はいるわけですし、先のような方法も「それじゃあどこかに所属してるのと変わらない!一国一城の主がいい!」とか「そもそも都心住みだしトラックなんて置ける駐車場がない……。乗用車でなんとか物流の仕事は始められないの!?」と言う意見も出ると思います。
現実問題として、個人では物流の仕事は始められないのか?
実際はそんなことはなく、個人でも運送業をスタートできる方法はいくつかあります。
今回のエントリーではそんな話をしていきたいと思います。