「(3)事業にかかる具体的な数値」については、ずばり、「しっかりと稼いでいけるか」この一点に尽きます。調査と具体的な数字が要求されますので正直一番筆が乗らないところです。しかし、融資の際には最も見られるところではあります。非常に厄介です。
調剤薬局であれば近隣調剤薬局の客数調査、自分の店前交通量の調査等をしっかり行い、数字の信頼度を上げることが大切となります。
楽観的な予想は極力排して、数字一つ一つに根拠を求め精度の高い予測を打ち立てることが、融資成功のみならず事業成功の鍵にもなります。
事業計画書で重視されるものは「正確性」「具体性」「収支」です。
と言っても、「始める前から収支の計算なんて読めるわけない」「どうしたって妄想が入り込み具体性に欠ける」と言うことは当たり前のようにありますし、「全部網羅したと思っていたのに税金や保険の費用が抜けてた!」なんてこともよくあることです。
半年かけて頑張って作った事業計画書なのに「いざ融資申込の段になったら箸にも棒にもかからず追い返された」なんてケースもザラにあります。
計画作りは正直手間も時間もかかるので、確実性を期すなら税理士や行政書士・コンサル等の専門家に頼むのが一番ではないかと思います。