堅実に稼ごう、中古品売買の商品の選び方

 中古品の売買は数ある副業候補の中でも最もスタンダードなものではないかと思います。
 
 今のこの特殊なご時世においてはなおさら副業はやっておくにこしたことはないですし、副業の中でもローリスクローリターンで堅実なのが中古品の売買です。
 中には(物品的にも法的にも)リスキーな物はありますが、それを避ければリスクが少なく始めることができます。
 
 今回は中古品売買の向き不向き及び関係する許認可についてお話ししたいと思います。
 

1.まず、中古品売買に向ていない物って?

 まずは向いてない物、手を出してはいけない物から紹介していきたいと思います。
 
 
① 新品の物を店で仕入れて転売する
 
 基本的に店で買える物なので、利益は薄いです。ほとんどの商品は大規模小売店であるから成り立っている物ですし、同じ物であれば値段的に個人では太刀打ちできません。
 近年のswitchやリングフィットアドベンチャー転売のように品薄な物に関しては利益が出るかもしれませんが、風当たりも強いですし倫理的にどうかと言う部分もあるのでおすすめはしません。
 
 念のため言っておくと、品薄新品の転売は2020年4月現在、明確に法の規制にかかるものではありません(何らかの法令でこじつけによりできるかもしれませんが)。なので品薄品を転売をしているからと言ってただちに「違法行為だ!法で罰しろ!」と言うことにはなりません。本当に倫理感とかそう言ったものがリスクとなります。
 
 ただし、新品の物でも自分で使う目的で購入した物でない場合は、古物商の許可は必要です。古物商免許を取らずに転売していた場合、それは違法行為となります。
 
 
② 生活必需品を店で仕入れて転売する
 
 消費系の生活必需品も利益の薄い商品です。
 平常時は利益の出るものでもないですし、今回のマスクやトイレットペーパーのように品薄になっている物に関してはやはり風当たりが強く倫理的にもおすすめできません。特に衛生マスクについては、2020年4月現在、特別措置法で罰則付きの転売禁止となっています。
 
 生活必需品は消費財である限り、転売するにしても古物商許可は必要ありません。
 あわせて食品についても古物商の許可は必要ありません。
 ただし食品については売買に別途保健所の許可が必要になる場合がありますし、足の早いものが多いです。
 在庫管理についても厳重さを求められるので基本的には転売には向いていません。
 
 
③ コンサートチケット等を転売する。
 
 一時期は(いいか悪いかは別として)コンサートチケットは転売商品の花形的な扱いでしたが、現在は「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」(通称「チケット不正転売禁止法」)で明確に禁止されています。
 
 やめておきましょう。

2.じゃあ、中古品売買には何が向いてるの?

 基本的には趣味の物や高額所得者向けのものが向いていると言えます。
 特に価格が上下しやすいものは、知識があればローリスクで大きく稼ぐことが可能になるかもしれません。例として挙げれば、「骨董品」や「トレーディングカード」、「宝飾関係」でしょうか。「衣服」なんかもおすすめです。
 
 「書籍」に関しては思いのほか場所を取りますし個人が副業で入り込むにはなかなか厳しい商品かもしれません。
 ただし、中には全国のブックオフを行脚して不当に安く売られている掘り出し物を購入し、それを正当価格でネットで売る強者もいるそうです。
 
 スマートホンや中古パソコン等の「電子機器」、「楽器」なんかも向いています。ただし、場所を取るものが多いので都内のマンションの一角で営業するには少々厳しいものがあるかもしれません。
 
 場所が許されるなら「中古自動車」や「中古建機」は利益率が高い商品です。
 しかしながらこれらは副業で始めるような性質のものではないですし、自動車に関しては法人でないと古物商の許可を出さない警察署もあります。自営業で会社を営みつつ広い駐車スペースが取れるなら、考えてみてもいいかもしれません。
 
 
 最近では「ヴィンテージの酒」も選択肢に入ります。
 酒類については古物商の許可はいりませんが、今度は税務署に対する許可が必要となります。
 昔は中古酒の取り扱いについては仕入れ先が安定しないと判断されていたため許可を貰うのが難しかったですが、最近は対策をすれば許可が貰える可能性もあるので候補に含めてもいいかもしれません。
 
 インターネットモールでは洋酒のみしか取り扱いできなかったり、そもそも中古販売するよりも普通に新酒を仕入れて普通に売った方が早い、と言う辺りを天秤にかけながら、中古酒販売を選択肢に含めるとよいと思います。
 
 余談ですが、開封済みの中古酒を仕入れて売ることは法で規制されていません。
 ただし、開封済みの物を買うのは余程その銘柄の物かパッケージ(瓶)が欲しい人だけですし、価格は未開封の物よりも著しく落ちる可能性があります。

3.まとめ

 結局のところ中古品売買で何が向いているかと言うと、やはり自分の得意なもの、知識のあるものがやはり一番向いていると言う結論になります。
 楽器をやっていた人なら楽器だし、カードゲームをやっていた人ならそのゲームを取り扱うのが一番いいです。
 
 得意なものが何もない場合は、多少なりとも勉強をして、衣服やバッグ等を狙っていく感じではないでしょうか。
 衣服でしたらトレンド傾向がはっきり出やすいですし、例えば「春先に冬物を安く仕入れて晩秋に売る」なんてこともやりやすい商品です。
 
 大切なのは客商売であることを自覚することです。誠心誠意対応すれば結果はついてきやすいと思います。
 
 最後になりますが、古物商は申請から許可がおりるまで50日近くかかります。
 副業をお考えの方は、早め早めの決断で動くと良いと思います。
 

 

 古物商許可取得に関しまして、「トレーディングカードショップ開業」について個別記事をまとめております。
 トレーディングカードショップ開業をお考えの方はご参考頂ければ幸いです。