例として、個室付き特殊公衆浴場(いわゆるソープランド)やファッションヘルス等が挙げられます。
原則として、ソープランドやファッションヘルス等のいわゆる店舗型性風俗特殊営業ですが、風営法及び風営規則においては「許可を取得すれば営業可能」となっています。
しかし、各自治体の条例やその他の規制によって、新規に店舗を出せる地域がほぼ存在しないため、事実上新規開業はできないのが現状です。
なので現在存在しているソープランドや店舗型ヘルスは、条例による制限区域制定前に届出をして営業している店舗と言うことになります。
条例による規制は「営業できない地域はこことここだよ」と言う風に列記主義を取っているケースもあるので、細かく調べて行けばひょっとしたら日本にもまだ開業可能な地域はあるのかもしれません。
しかしながら現実問題として開業可能地域を調査するのは不可能に近い困難さでありますし、そもそも届出先となる公安委員会(警察署)が何だかんだ理由を付けて、開業届を受け取らなかったりするんじゃないかなと思います。
仮にソープランドや店舗型ヘルスを新規開業するとしたら、現在のところは法人化されているソープランド経営者から会社ごと店舗を買い受けるしか方法がありません。
ソープランドや店舗型ファッションヘルスは減っていくしかないのが実情です。